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2022-09-29 16:11:00
親としてできることについて
高く澄んだ空に白く映える鱗雲に、身体の中の老廃物やこころの中のよごれがスーッと洗い流されていくよう。
小学校一学期後半からは毎日早退の日々が続いていた我が家の長女は、二学期になり、早退することなく毎日通学している。親としては、「あまり無理しないで」と思いながらもどこかほっとしている面もある。
今読んでいる、灰谷健次郎著、兎の眼(理論社)の中で"足立先生"の話の中に出てきた、"ちえおくれ"(※原著のことばをそのまま載せます)の子どもたちと一緒に生活しているドイツの修道士が言ったという言葉に、深い感銘を受けた。
我が子が試練とも言える状況にあるとき、親としてどこまで手を差し伸べればよいかということを考える上で、私に重要な助言をくれている気がする。
『効果があればやる、効果がなければやらないという考え方は合流主義と言えるでしょうが、これを人間の生き方にあてはめるのはまちがいです。この子どもたちは、ここでの毎日毎日が人生なのです。その人生をこの子どもたちなりに喜びをもって、充実して生きて行くことが大切なのです。わたしたちの努力の目標もそこにあります。』