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土に触れる
生命の展開に調和した生き方
「生命の展開に調和した生き方ができていますか?」
先日、瞑想の先生から投げかけられた言葉に、はっとする。
今までよりもスローダウンした生活が必要だと身にしみた年末年始を過ごし、今は私の人生そのものの分岐点にもあると感じている。
もともと常に何かをしていたい、せわしない性格。仕事も、趣味や興味のあることもどんどんチャレンジして、何かと行動していた。それと同時に頭の中も常にフル回転していた。
そんな私に、ここに来て、スローダウンしなさいとの声(心の中の)。
今までの私と、新たな私が相容れず、戸惑う気持ちがあるのが正直なところ。
そんなときに、この言葉を投げかけられて、『ああ、私はいったい何に抗おうとしているんだ』と気づく。
こういう生命の展開なのだから、抗いようがないではないか。
大きな川の流れに乗って、その流れにただ身を任せよう。
そう思えたきっかけとなりました。
身体や心に傷を負ったとき
『身体や心に傷を負ったとき、そのときこそ傷を癒やす方法を知るいい機会だ』-------ブッダ
昨年末にネフローゼを再発したものの、入院加療は免れて穏やかな年末年始を過ごすことができたことには、ただただ感謝。
とはいっても、ステロイドの服用量は今までの10倍に逆戻り。当然諸々の副作用も出てきている。
身体の声を聴くことができるようになっているのか、「日常のペースをスローダウンして」と、身体とと心がこちらへ話しかけてくる声が聴こえる。
家事育児仕事の最中にも、呼吸に気づく頻度を増やすこと。そして意識的にゆっくり呼吸することを心がけて過ごしている。
朝と夜にはほんの僅か数分ながら、ゆっくり座って瞑想して、心の静けさを確認する時間をもつ。
今日も1日、家族みんなが無事に過ごせることが、この上なく有り難い。
ないものを追うより、今あるものに感謝する
12月半ば、いよいよ今年もあと少し、というところで発覚した、ネフローゼの再発。
幸い自己検尿で早期に発見できたので、入院加療には至らずに済んで、今は心からホッとしている。
毎回、自分に衝撃を与える出来事が起こると、それが自分にとってなんの意味があるのかということを思う。
多くの人が言うのに漏れずに私も言うけれど、日常の平穏が脅かされる時になって初めて(改めて)、その平穏の尊さを思い知る。
1年前に初めて発症してから、順調に減薬できていたから、また、知らず知らずに自分自身に負担をかけていたのかもしれない。
ないものを追うことが増えていた。その分、「今ここにあるもの」に感謝の思いを持ち続けるということを蔑ろにしていたと、強く感じている。
saṃtoṣa=サンスクリット語で、「足るを知る」。以前にもブログに載せたことがあったような。
ヨガの世界においても、とても大切にされていること。
改めて、心に留めたい。