お知らせ
- 2024-09(1)
- 2024-08(1)
- 2024-07(1)
- 2024-06(2)
- 2024-05(2)
- 2024-04(2)
- 2024-03(2)
- 2024-02(2)
- 2024-01(3)
- 2023-11(2)
- 2023-10(1)
- 2023-09(4)
- 2023-08(2)
- 2023-07(1)
- 2023-06(2)
- 2023-05(2)
- 2023-04(3)
- 2023-03(1)
- 2023-02(1)
- 2023-01(1)
- 2022-12(4)
- 2022-11(2)
- 2022-10(1)
- 2022-09(2)
- 2022-08(1)
- 2022-07(1)
- 2022-06(3)
- 2022-04(4)
- 2022-02(1)
- 2021-12(1)
- 2021-11(1)
- 2021-10(9)
- 2021-09(8)
- 2021-08(3)
- 2021-07(1)
- 2021-06(3)
- 2021-05(1)
- 2021-04(7)
- 2021-03(7)
- 2021-02(3)
- 2021-01(2)
2021/02/27
呼吸
今日、明日2日間は毎月のティーチャートレーニングの日で、湘南鵠沼海岸に来ています。
宿泊先のホテルで何気なくつけたテレビで、東洋医学の特集がされており、マインドフルネスや太極拳の呼吸が特集されており、つい観てしまいました(^^)ちょうど今月のトレーニングでも、prānāyāma(呼吸法)について学んでいます。
呼吸は、ヨガだけでなく様々な分野でとても重要視されています。現在は、医療の分野においても、うつ病などに対してアプローチする手段として用いられています。
生理学的に言うと、呼吸は交感神経と副交感神経からなる自律神経を調整する働きも有しています。
忙しい現代社会において、私たちの思考はフル回転で、心身ともにエネルギーを消耗している状態では、交感神経の活動が過剰優位となります。体はだるく、動きたくない感覚となりますが、呼吸はとても浅く速くなっています。
ここで、ゆったりとした呼吸を行うことで、過剰になりすぎた交感神経を和らげてくれることになるのです。
自律神経は内臓の働きを司っていますが、私たちのコントロールは基本的に及びません。ですが、唯一、呼吸により自律神経へ影響を与えることはできるのです。
ヨガの教えでは、呼吸は自分の肉体と"内側"を繋ぐものとされます。難しい話まで行かなくても、呼吸を通して自分自身のその時の状態を知ることができます。例えば、今は呼吸が浅いなとか、呼吸に集中したくてもすぐに他のことをかんがてしまい集中できないなど。
自分の内側に目を向けると、その時の自分自身のコンディションを客観的に捉えることができます。そのうちに自分自身の感情や考え方のクセに気づいたり、思考の堂々巡りから抜け出せるようにもなり、いつしか自分自身を俯瞰してみる、「サード・アイ」が育っていきます。
この、自分を俯瞰してみる視点はとても重要で、特に自分が激しい感情の渦に巻き込まれそうなときに平常心を保つ上で非常に役立ちます。
先ほど、その時の呼吸の状態を知ると書きましたが、今の呼吸の状態を知り、あるがままを受け入れることもとても重要です。あるがままの自分自身を受け入れることにもつながるからです。
当スタジオでも、アーサナを行う際にはまず自分の呼吸が乱れないことを前提としておこないます。呼吸と対話しながら、現在の自分自身を知り、受け入れていきましょう(^^)
ここに書いたのは、呼吸のもつ素晴らしさの一部にすぎません。むしろ私自身もまだまだ呼吸の本質はつかめていないのかも…。