お知らせ

2021/10/16

入院 つれづれ日記 その11

 

明日、保育園で運動会を迎える二人の娘たちへ

 

 

お姉ちゃんへ

 

そのままのあなたが、大好き。

何ができても、何ができなくても、ちゃんと向き合う勇気を持っている、それだけでとっても素敵。

ここ何週間も、保育園では毎日のように運動会の課題と向き合ってきたあなた。

ずっと憧れてきた年長さん。

まだ5歳という幼さの中で、初めて困難とする課題と出会い、周りから時には厳しく求められることに出会い、その中で自分自身と向き合うことも求められたのではないかと思います。

晩ごはんもろくに食べずに疲れて眠ってしまった日々。

ビデオ電話越しに垣間見る表情。

感情を内に秘めるの、得意だもんね。

 

母はあなたの人生の中の大切な時期にあなたの一番近くにいて触れることもできず、抱きしめることもできずにいる。

寂しい時がいっぱいあるよね、不安なこともいっぱいだよね。

ごめんね。

 

あなたに一番伝えたいのは、そのままのあなたで大丈夫。ということです。

 

 

 

妹ちゃんへ

 

すっかり父にベタベタして、赤ちゃん言葉になって、相変わらずの指しゃぶり。

友人たちから保育園での無邪気な様子を聞いて、母はホッとしています。笑顔で遊び回って、怒って、大泣きしてと、ちゃんと自分の感情を出せているということに、安堵しています。

 

でも同時に、きっと、あなたの心の奥の奥には、4歳という幼さの中で必死に抑えているもの、こらえているものがあるのではないかと、案じています。

電話越しにいつも お腹の赤ちゃん元気? と話すあなたの優しさ。

 

帰ったら、た~くさん抱っこして、

好きな本をいっぱい読もうね。

 

あなたのことが大好きです。

もう少し、待っていてね。

 明日は思いっきり楽しんで!